2010年6月19日土曜日

アプライアンス

Emmett です!

アプライアンスとは、家電のように、単体で機能する製品。 

業務レコーダ(調レコ)は、ネットワークに接続されたアプライアンスの集合です。 たとえば、RFIDリーダーやネットワークカメラは個々にCPUやイーサーネットポート、ウエブサーバー機能を持っており、自立して動作します。

業務レコーダのサーバは、個々のアプライアンスをネットワークを通じて常時監視しており、異常を感知すると、エラー表示を行ったり、問題が継続する場合には、自動的に遠隔リセットを行います。

たとえば、カメラ5台構成の業務レコーダですと、
  • camera x 5
  • RFID reader x 5
  • POE Switch x 1
計11台ものアプライアンスと、サーバがネットワークを通じて業務レコーダのシステムを構成しています。



このような自立、分散型のシステムは以下のような長所を持っています
  • 拡張が容易
  • 問題特定が容易
  • 負荷が分散される
  • 信頼性が高い: SPOF  (Single Point of Failure) が少ない
  • 部分的なアップグレード等が容易:アプライアンスがカプセル化されているから
高信頼性、高コストパフォーマンスが要求される自動車業界でも同じような自立、分散型のシステムが、たくさんのECUと呼ばれる車載コンピュータのネットワークを通じて実現されています。エンジンコンピュータは常識でしょうが、トランスミッション、コンソール、ライト、ブレーキなども個々にECUが存在します。見えないところで、何十ものECUが自立、分散形のシステムを作っているのです。

難しそうなことを書いてきましたが、なにを言いたいか? 

業務レコーダ(調レコ)はパソコンソフトではありません。

アプライアンスと、ネットワーク、データベース技術を駆使して作られたトータルな業務用システムなのです。 ブルースクリーンとは無関係!

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